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2019年10・11月講師派遣活動のご報告

 

Center for HEARTでは、講師派遣活動も行っています。

 

 

10月・11月には、社会福祉法人 二葉保育園さまより「新任職員フォローアップ研修」のご依頼をいただき、

「トラウマに配慮した関わりのヒント&仲間同士で支え合うピア・スーパービジョン」

というタイトルでお話をさせていただきました。

 

2日程に分けて、合計25人の方にご参加いただきました。

その時の様子をご紹介致します。

 

 

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研修にご参加くださった皆さまは日ごろ、乳児院、保育園、児童養護施設や自立援助ホームなど、多岐にわたる現場で様々な子どもたちの支援をされています。春に入職された皆さまのフォローアップ研修として、この半年を振り返るとともに、お互いに支え合えるチームづくりを、ということでご依頼いただきました。

 

 

研修は、

「1.すぐに役立つトラウマの知識」

「2.この半年を解決志向で振り返る」

「3.仲間同士で支え合うピアスーパービジョン」の3部構成で実施しました。

 

 

日ごろ皆さんが接していらっしゃる子どもたちの行動をやさしく温かく理解し、接するのに役立つ「トラウマ・インフォームド・ケア(この子は何かトラウマになることを経験して、こんな行動をしているのかもしれないな、という視点をもってみること)」の考え方についてお話しさせていただいたあと、”できているところを大切にする”解決志向のアプローチを用いた振り返りのワーク、そして、SFR(ソリューション・フォーカスト・リフレクティング)チームの手法を用いたピアケース検討会を行いました。

 

 

ご参加くださった皆さまからは、

 

「トラウマについての理解が深まった」

「どういったことがトラウマになりえるのか、どうサポートできるのか、実践的でとても役立つと思った」

「日々自分がやっていることを認めてもらえたような、ねぎらってもらうような気がして嬉しかった。『肯定する』ことをこれからも大事にしたい」

「『パス』を選択できることを共通認識として持っておくのは素敵だと思う」

「SFRTを職員会議にも取り入れたらとてもいいと思う」

 

といったお声をいただきました。

 

 

支援者は、ともすれば自分のことが後回しになったり、

自分を優しくねぎらったりする時間を忘れてしまいがち。

 

新しい環境で半年間一生懸命頑張って来られた皆さんが

同期の仲間とのグループワークを通して

ねぎらい合い、支え合うお時間のお手伝いをさせていただけて

私たちも、とても嬉しかったです。

 

 

ご参加くださった皆さま、

このような大切な機会にお声をかけてくださった二葉保育園さま、

本当にありがとうございました。

 

 

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Center for HEARTはこれからも、困難を抱えている方の支援をされている支援者の方々を支えていく活動を継続していきたいと思っております。

 

SFRチームをはじめ、性暴力やDVなどのトラウマや対人援助などについての研修・講演のご依頼を承っております。

 

 

研修会等のご依頼は、ウエブサイトのご依頼ページよりお申し込みください。

https://centerforheart.jimdo.com/お申込み-お問い合わせ/?fbclid=IwAR0BcfFqhxm72d_T-caPdJ-r-XPYho0ZwsyB4WC58lmomJ1xcG4cXoNcTV0