今回は久方ぶりに対面での研修のご依頼を受け、トラウマが人間関係に及ぼす影響と回復のヒントについて、DV被害当事者の方に向けてお話をさせていただきました。
その時の様子をご紹介致します。
まずはトラウマとは何かということで、トラウマのメカニズムについて脳の働きや心身の防衛反応についてご説明することから始めました。そしてトラウマによる症状は、身体が懸命に頑張ってくれた証であるとも考えられることから、様々なことを体験しながらもこれまで頑張ってきた自分自身を労うことの大切さについてお伝えしました。
さらに、今現在抱えている苦しさを軽減するのに役立てていただける具体的なスキルとして、コミュニティー・レジリエンシー・モデル（コレモ）や、境界線のワークなどもご紹介しました。
また、講義の合間にこまめに心や身体を落ち着けるエクササイズをはさんだり、その場でイラストを描きながら説明したりと、少しでも負担なく研修を受けていただけるように工夫を施しました。幸いなことに、参加者の皆様にも喜んでいただけたようです。
トラウマからの回復は一筋縄では行きづらく、時間がかかってしまうことも多いのですが、それでも希望を失わずにいることの大変さ、大切さについて改めて考えさせられる研修でした。
主催者の皆様、参加者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
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Center for HEARTはこれからも、困難を抱えている方の支援をされている支援者の方々を支えていく活動を継続していきたいと思っております。
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